韓国 輸送機を海外から購入するのに国産も開発中




韓国空軍の戦術輸送機は米国のC-130が16機、スペインとインドネシア共同開発のCASA CN-235が18機運用されている。

CASA CN-235は中距離双発ターボフロップ機で、諸元および性能は
諸元
・全長: 21.40 m (70 ft 3 in)
・全高: 8.18 m (26 ft 10 in)
・翼幅: 25.8 m(84 ft 8 in)
・翼面積: 59 m² (634.8 ft²)
・空虚重量: 8,800 kg (19,400 lbs)
・最大離陸重量: 15,100 kg (33,290 lbs)
・動力: ゼネラル・エレクトリック CT7C ターボプロップ、1,395 kW (1,750 bhp) × 2
性能
・最大速度: 509 km/h (275 kn)
・巡航速度: 460 km/h (250 kn)
・航続距離:
4t積載時: 2,870 km (1,550 nmi)
最大燃料時: 5,003 km (2,701 nmi)
・実用上昇限度: 9,145 m (30,000 ft)
・上昇率: 542 m/min (1,780 ft/min)
・離陸滑走距離: 755 m (2,475 ft)
・着陸滑走距離: 600 m (1,970 ft)

CN-235のサイズはC-130の全長29.79m、翌幅40.41m、最大積載量19トンに比べてかなり小さいし、巡航速度(C-130 671㎞/h)は遅く、 離陸滑走距離(同600m)も長く、あらゆる面で劣っている。

そんな状況で、韓国の国防調達計画局(DAPA)は2023年12月4日、韓国空軍の新しい輸送機としてブラジルのエンブラエルが開発したC-390「ミレニアム」を導入することを決した。

C-390は双発ターボファン(ジェット)エンジンで、C-130と比べて最新鋭機だけあって性能的には多少勝っている。

そこでC-130とC-390に加え、日本のC‐2とともに諸元と性能を比較した表を以下に示す。

こうしてみると、日本のC-2は圧倒している。

となると、韓国としては「ウリらはC-2以上の輸送機を国産で作るニダ」とか言って、「MC-X」 なる機種を発表した。といっても、例によってモックアップだが(笑

ややっ、C-2そっくりだ(笑

仕様は、全長40.3m、全幅41.1m、全高13.5m、最大積載量30t、最高速度マッハ0.75(約920km/h)と発表されているが、これではC-2に勝つどころか、多少劣っている。どうせ、机上で考えただけのものなのだから、もっとハッタリかませれば良いのにねぇ(笑