米(こめ)はどこに消えたのか




最近、米が市場に少なくなっているのを感じる。しかも価格も値上がりしている。

スーパーなどで売られている2㎏入りの米は1,000円くらいで買えたはずが、いまでは1,600円程に値上がりしているし、しかも売り切れも相次いでいる。実際に12月の販売価格は2023年の同じ月と比べて約1.6倍と報道されているから、成程実売価格とぴったり合致する。

それでは、何故米不足となっているのだろうか?

飢饉で収穫が減っているのか?

いや、農家からの出荷が特に減っている訳ではないという。

農家が出荷した米のうち、約21万トンが消えてしまったらしい。

その理由は、一部の卸売業者や生産者などが価格高騰をうけて、より高く売れるタイミングまでコメを余分にストック。そのため、市場に出回る量が減り、引き続き高値になっているとみられてる。

これに対して農水省は、政府が保管している備蓄米をJAなどでに販売できる制度を整えると発表している。

流通量が増えれば、価格は下がるだろうし、そうなると在庫を抱えている悪徳業者も慌てて手放すことで、更に流通量が増える事を期待しよう。

こういう悪徳業者は、不良在庫を抱えて倒産するくらいの政策は出来ないものだろうか?