フジテレビ問題で文春がA氏の関与を訂正 延々と質問したアホな記者は梯子を外される




性上納疑惑で揺れるフジテレビは1月27日に11時間強に渡る会見を行ったが、この会見では取材記者の制限などをしなかったために、元々レベルが低いと指摘されている大手マスコミの記者に加えて、更に低次元のフリーランス記者などが、どや顔で延々と訳の分からない持論を発して越に入ったりで、全く収拾がつかない状態だった。

それら質問の多くに、プロヂューサーA氏による女性アナの斡旋問題だった。

この問題の発端となったのは、12月19日発売の女性セブンで「中居正広 巨額解決金 乗り越えた女性深刻トラブル」と題した記事で、「関係者の話」として「トラブルにはA氏が関与しているとされる」とした上で、トラブルの発端は「A氏が中居に声をかけた飲み会だった」「当初は、中居とA氏、A氏が呼んだ芸能関係の女性の3人で会食する予定だったが、急にA氏が行けなくなったと言い出した」と伝えたことだ。

これに追い打ちをかけたのが文春の12月26日発売号で、「A氏が中居に声をかけた飲み会だった」「当初は、中居とA氏、A氏が呼んだ芸能関係の女性の3人で会食する予定だったが、急にA氏が行けなくなったと言い出した」と伝えた事だ。

しかも女性セブンは、その後も更に踏み込むように、X子さんにとってA氏は仕事上の決定権を握る、いわば上位の立場にあった」と上下関係を記載。「『A氏に仕組まれた』と感じた彼女」など、A氏が主導したことを前提とした記述を行っていた。

これらが発端となって、フジテレビの女子アナ性上納問題として、現在の大騒ぎとなったのだった。

ところが文春は1月28日、「その後の取材で中居氏に誘われたことが判明した」などと事実上訂正したうえで、「社員がトラブルに関与した事実は変わらない」とするコメントを出した。実はこの情報、文春は既に年明け早々に掴んでいたが、明確に訂正していなかった。

それで前述のように、27日の記者か会見で多くの記者がどや顔でA氏の斡旋問題を追及していたのだが、なんとその翌日に文春は訂正したことで、アホな記者達の11時間に及ぶ「追及」は完全に梯子を外された結果となった。

まあ、明確に否定せず引っ張った文春も悪いが、文春の記事を精査していれば、こりゃあチョッと違うかな、と気が付く筈なのだが、そんな根性も能力も無い記者達は誰一人疑う事も無く、あの会見になったという事だ。

結局、日本のメディアはテレビ、新聞、週刊誌に加えてフリーランスのネットメディアも、その多くがレベルの低い、信頼に値しない存在だという事がさらけ出されたのだった。