さる討論番組を見ていたら、竹田恒泰氏のEVは重量が重い分エネルギーを使用するという指摘に対して、東大未来ナントカセンター教授とかいう大先生が、それは加速の時だけで速度が一定になれば変わらない、とか言っていた。
ええ~っ、バッカじゃねぇの。
自動車はタイヤの走行抵抗が大きいから定速走行時でも動力を加える必要があり、それは車両重量に比例する。その証拠に、例えば高速道路で100㎞/hを維持するのに、アクセルを踏んでいる。この先生の意見が正しければアクセルを離して、ギアをニュートラルにして走れるという事になる。
実は、これに近いことができるのが鉄道だ。鉄のレールの上を鉄の車輪で走る鉄道は、極めて走行抵抗が小さい。通勤電車に乗っているときに、モーターのついている車両で注意していると、加速時に唸っているモーター音は定速になるとピタッと消える。これはモーターを止めて惰性(慣性)で走っているからだ。鉄道用語では、加速時を「力行」、定速時を「惰行」という。
話しが逸れたが、まあ、全てにおいて現実を知らない学者先生が、政府に意見して無駄な省エネをやらせたりしているのが現状だろう。
それとも、知っているけれど温暖化で研究費をとってくる為にバックレているのかな?