銀行の不正発覚で信用という大前提が揺らいできた




三菱UFJ銀行といえば、顧客企業の内部情報をグループ内で無断共有した問題で金融庁から6月に業務改善命令を受けていたが、今度は何と貸金庫の管理責任者が金品を盗み出していたという致命的な事態が発生した。

事件は単独犯とみられ、貸金庫の中身は銀行が把握できない事もあり、4年半にも渡る犯行を見抜けなかったというが、まあ間抜け極まりないという事かな。

しかも、不正が発覚しても会見による詳細な説明をしないまま3週間余りを費やすなど、危機管理の駄目さ加減も暴露した事となった。

考えてみれば会計業務も日夜進歩するネット時代、銀行という業種自体が次の時代では必要が無くなりそうなオワコン状況で、組織も社員も既に腐っているのかもしれない。

米国ではトランプ氏が大統領に返り咲き、反グローバリスト政策を進めるのは間違いなく、というか既に着々と進めている今日この頃。そのグローバリストの牙城である中央銀行による経済も大きく変わるであろうし、中央銀行が廃止されれば市中銀行だって只では済まない。

ところで、早慶だMARCHだと大騒ぎして銀行員を目指している文系エリートって、この世の中の動きが解ってないのかなぁ?

いやそうでも無いだだろう。その証拠にド文系の大学が最近挙って理系学部を新設している。まあ理系といってもデーターサイエンス系のマイルド工学部とかだが(笑