令和5年 日保党の収支報告書が公開されている (後編)





後編として今回は、最初に支出の内訳から見て見よう。
経常経費では事務所費が殆どで、約2,300万円と結構な金額だ。日保党の令和5年の活動は10月からだから僅か3か月。という事は一月当たりの事務所費は約770万円! 何か随分高いような‥‥。

そして光熱水費がゼロというのも不思議だ。電気も水も使わないというのもあり得ない。もしかして、事務所のレンタル料に光熱費も一括で入っているのだろうか?

それでは家賃770万円の物件って、一体どんなところなのだろうか? 収支報告書の住所からグーグルマップでその建物を探してみたらば‥‥。

う~ん、このショボいビルの3Fを借り切ったとしても、月額770万円は無いだろ。細かく見ればエレベーターさえも無さそうだ。

政治活動費としては、宣伝費とパーティー事業費が約550万円ずつとなっている。これらの詳細も報告書には出ているが、知りたい読者は総務省のPDFファイルを直接参照されたい。

そして、一番興味のある寄付についてだが、これは5万円以上については全て記載されていて、しかも氏名、金額、年月日、住所、職業が公開されている。公に誰でも見られるという事は、言い換えれば、政治団体に5万円以上の寄付をすれば世界中に個人が公開されてしまうとうリスクがあり、何もしらないで良心からうっかり寄付をしてしまうと、実は大きな危険を孕んでいる事になる。

ここでそのページの一例を紹介するが、どうせ公開されているのだからそのまま表示しようとも思ったが、意識高い系の偽善左翼や百田真理教の信者がゴチャゴチャ言うと面倒だから、一部は黒塗り、いわゆる「のり弁」にしてみた。何か公文書の公開みたいだ(笑

前述のpdfファイルを見れば、100万円と150万円を寄付した人が複数いるのが判るが、これでは飯山氏に相談をしたA氏も特定されてしまいそうだ。

それにしても、この日保の報告書は、このような記載をする際に、順番が滅茶苦茶で、普通だったら名前の五十音順や金額順、もしくは日付順とするが世の中のセオリーだが、これは本当に滅茶苦茶で、蟻の事務処理能力の無さと言うか、経験の無さが暴露されてしまった。

この資料によると、5万円以上の寄付をしたのは101人だった。

この報告書の公開で今後話題になりそうなのは、やはり異常に高額な事務所費用であり、この辺は飯山さんがYoutube配信で詳細に分析してくれそうだ。

それにしても日保のネタは尽きないなぁ(笑