オーストラリアン・ファイナンシャル・レビュー(AFR)が11月7日に特ダネとして、オーストラリア海軍の新型フリゲート艦の導入計画をめぐり、同国の国家安全保障委員会が韓国とスペインの艦艇を選考対象から排除し、日本とドイツの艦艇のみで契約が争われることになった、と報じた。
因みに選考から漏れた韓国製フリゲート艦については、
⇒韓国海軍フリゲート艦 修理完了から1か月でまた故障
オーストラリア海軍の現用フリゲート艦は老朽化したアンザック級(3,300 t)で、これに代わる新型汎用フリゲート艦11隻の調達を急いでいる。
候補として挙がっていた4つのうち、韓国の大邱級フリゲートとスペインのナバンティア ALFA3000が今回却下され、三菱重工業のもがみ型護衛艦、ドイツのMECO A-200型の2つに絞られて、来年の採取最終決定前に更に比較検討されるという。
MECO A-200は現行アンザック級に大型化と近代化を行ったバージョンで、従来の運用ノウハウを生かして早期の習熟が可能だろう。
対するもがみ型は護衛艦なんて言っているが、最新鋭のステルス型フリゲート艦であり、MECOと比べて圧倒的に進化している。
なお、建造に当たっては、最初の3隻は海外(日or独)で建造されるが、残る8隻はオーストラリアのバースで建造される計画だ。