韓国ではEVの火災対策として、「電池安全検査」を義務付ける方針を表明したが、韓国市場で半分のシェアを占める中国製電気バスは、メーカー側が情報提供に非協力的でバッテリー検査が不可能な状況にあるという。
EVのバッテリー検査にはバッテリー管理システム(BMS)に関する情報提供を受ける事が必要だが、中国メーカーが同意しない事から、韓国内で登録されたEVバス約3,000台の安全検査が受けられない状況で運行されているという。
中国メーカーはBMSが機密事項であり、関連情報が漏洩する可能性を盾に情報提供に難色を示しているという。何と、他国の技術はパクりまくるのに、自国の情報は安全上必要にも関わらず公開しないという事だ。
実は中国メーカーのみならず、乗用車を販売するジープ、フィアット、ジャガーランドローバーなの欧米メーカーもMSの情報提供に同意しなかったというから、要するに韓国を信用していないのだった。
そりゃあ、まあ、米国製の戦闘機を買って、禁じれているブラックボックスを分解して調査しようとして、元に戻せなくなったというお笑いをやらかした御国柄だから、信用されないのも当然だが。
韓国で登録されている中国のEVバスメーカーは20社もあり、特に台数の多いのは海格(1078台)という。ところで、その海格って、どんな企業なのだろうか? そこで調べてみたらば‥‥
中国最大のバス車両メーカー、金龍客車(ジンロンきゃくしゃ)のブランドで、日本にも輸入されて運用されているようだ。
なお、中国バスメーカーでもBYD(800台)と衡陽(367台)の2社は同意しているという。
ところで、日本でも中国製のEVバスが運用されているが、BMSの情報は提供されているのだろうか、と思ったら、この検査方法の実施は韓国のみだった。そのため現状では、日本ではBMSの開示要求は不要だった。
では、日本でも必要となってBMS開示を要求したらば、対応するのだろうか?