BBCによると、『イスラエル国防軍(IDF)は28日、前日のレバノン・ベイルート南部ダヒエへの空爆で、レバノンを拠点とするイスラム教シーア派組織ヒズボラの指導者ハッサン・ナスララ師を殺害したと発表した。ヒズボラは同日、ナスララ師が死亡したと声明を出した。』
IDF報道官によれば、ナスララ師はイスラエルにとって最大の敵で、空軍は精密攻撃で殺害したという。ヒズボラの本部はベイルートの集合住宅の地下にあったとされ、これをイスラエル軍の戦闘機がピンポイントで攻撃してナスララ師を殺害したようだ。
ナスララ師は30年以上、ヒズボラの中心となる存在で、イランの支持勢力の支援を受けてヒズボラを本格的な戦闘集団に作り上げた人物だ。IDFによると、他にも複数のヒズボラ司令官を標的にしヒズボラの南部戦線を指揮していたアリ・カラキ司令官など複数の幹部が殺害された、としている。
イスラエルは半月ほど前にもポケベルやトランシーバーに仕掛けた爆弾で、多数のヒズボラメンバーを死傷させたが、今度はヒズボラの本部を爆撃し直接最高指導者を殺害したという、より積極的な攻撃を行ったが、これはヒズボラ幹部達の行動を完全に把握していた事になり、あらためてモサドによるイスラエルの諜報能力には目を見張るものがある。
それに比べて我が日本はといえば、情報どころか世界一のスパイ天国と化し、中国にはやりたい放題されて、それでも議員や官僚、マスコミなどは中国ベッタリという状況で、正にモサドの爪の垢でももらってきたらどうかな‥‥。
ところで、ヒズボラがやられ放題のこの状況に、イランはどう対応するのだろうか?
米ネオコンはここを皮切りにWW3を勃発させたいだろうし、トランプ氏が大統領に就任したら真っ先に中東和平に手を付けるだろうから、今が最後のチャンスとばかりに、この2か月くらいの間に、何をやらかすか判らない。
いやいや、大変な時期の真っ最中という事で、歴史を目の前にしている我々は、幸運なのか不幸なのか?