既に大きく報道されている、中東レバノン各地で17日に発生した「ポケットベル」タイプの通信機器、通称ポケベルが相次いで爆発した事件で、9人が死亡し2,700人以上が負傷した。被害にあったのはシーア派組織ヒズボラのメンバーであり、ヒズボラはイスラエルへの警戒からメンバーに携帯電話を持ち歩かないよう指示し、爆発した通信機器を導入して配布していたというのだが、この対策が裏目に出てしまったようだ。
爆発したポケベルは、台湾のゴールド・アポロがライセンスを供与し、ブダペストに拠点を置くBACコンサルティングが製造したものという。
ポケベルに爆弾等と仕込んだのは生産段階なのか、流通過程なのか?
このポケベルは、ある特定の信号を受信すると爆発するような制御ソフトが組み込まれていたと推定され、要するに基盤のチップ単位で交換されていたのだろう。
ポケベル爆発の翌日、今度はトランシーバーなどが相次いで爆発し、20人が死亡し、450人以上が負傷した。発したトランシーバーは、日本のアイコム製の「IC-V82」、もしくはそのコピー品といわれている。
この攻撃は、正にあっと驚く手法であり、ヒズボラもまさかこんな事になるとは予想もつかなかったであろう。今回の攻撃により、ヒズボラは今後端末を一切使えない事になり、それではどうやって連絡をするのだろか?
加えて、今回はイラン大使も爆発で怪我をしたというが、これは要するにイランがヒズボラと連絡をとっていた証拠となぅてしまった。
今後、他国もこれを真似するだろう。
爆弾とは言わなくとも何が仕込まれているか判らない中国製のスマホ、太陽光発システム、監視装置などを平気で使っている日本人は、これを教訓として早急に対策をするべきだが‥‥危機感はあるのかねぇ?