中国の供給過剰の影響で韓国の製造業が傾く

 

韓国では、LG化学の石油化学事業やサムスンSDの偏光フィルム、そしてポスコの子会社であるポスコフューチャーMの二次電池の素材などで、全ての業績が落ちている。

これらは韓国経済を支えて来た産業であり、それが一斉に危機に瀕すという事は、韓国経済に重大な影響があるという事だ。

さて、その原因はといえば、中国企業の生産過剰および輸出拡大により韓国のシェアが奪われた事で、要するに韓国からすれば外部の構造的な問題であり、自国の努力では解決できないという事であり、これは痛手が大きい。

中国の生産過剰で韓国が影響を受ける分野は、鉄鋼・石油化学・太陽光・ディスプレイ・電気自動車(EV)・二次電池など6つの主要業種であり、これらは何れも韓国が力を入れていて、国を支えていた分野だ。

そして現在はそれほどの痛手を受けてはいない韓国の自動車産業、すなわち現代自・起亜部ループについては、意外にも内燃機関車が健闘していて、太陽光のような危機的状況には至っていないようだ。現代自のエンジン技術は、日本の三菱自による支援で成長してきたが、中国と異なり、とに角マトモなエンジンを生産する技術は持っている。

しかも、出来は悪くともHV技術のある韓国は、EVがオワコンとなりつつ現状でも、中国程の痛手は受けていないだろう。

一時期、日米から離れて中国のグループに傾いていた韓国だが、その中国からは見放されるという間抜けな結果となっている。まあ、元を辿れば共産主義者である文ちゃんの失政が原因であり、この面で、やっぱり文ぢゃんは日本からすれば救世主だった(笑

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