スウェーデンが帰国する難民に3万4千ドルを支払い

 

移民政策の失敗で大きく揺れている欧州諸国だが、スウェーデン政府は戦争で追われ迫害から逃れて来た難民が、自発的に出身国に戻る場合、34,000ドル(約480万円)を受け取る事ができると表明した。

スウェーデンといえば長年「人道的超大国」とも見なされていたが、これが仇となり、考えも行動も異なる移民の同化問題で苦しんできた。この事実に対して、反移民を唱えるスウェーデン民主党が支援する政府が、移民には金を払っても出て行ってもらいたい、という政策に舵を切ったのだった。

スウェーデンの保守派であるクリステション首相は、2022年にスウェーデン民主党が支える少数連立政権で政権を握った事で、移民と犯罪に対して厳しい政策を選んだ。

スウェーデンは1990年代から多数の移民を受け入れてきた。移民の多くは、旧ユーゴスラビア、シリア、アフガニスタン、ソマリア、イラン、イラクなどの紛争国からきていて、2015年だけでも16万人の亡命希望者を受け入れた。

しかし、この結果、移民の高い失業率により、ゆりかごから墓場までで有名な福祉制度を圧迫してしまった。

このスウェーデンの現状を見ても、移民政策の多大なデメリットが判るというものだが、困った事に日本のアホな政治家は周回遅れでこの失敗に追従しようとしている。

折しも、自民党総裁選挙の真っ最中、本命と言われる陳次郎が予想通りに首相となったなら、欧州の失策を繰り返すであろう事は容易に想像出来る。

とはいえ、自民党員ではない我々は、只々黙って見守るしかない。

えっ、その後の解散総選挙で自民党を選ばなければ良い、何て言っても、野党も似たようなものか、むしろ自民以下なのだから、困ったものだ。

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