運動部がある高校が殆ど無い韓国 

 

日本では夏の甲子園出場の為に47都道府県から3,715チームが激しい予選を戦い、それに勝抜いて甲子園に出場できるのは49校だ。要するに日本では本気の野球部を持つ高校が4000校弱もあるという事だ。

これに対して韓国では、高校野球部として活動しているのは僅か100校程という。またサッカーにおいても、日本の高校にはサッカー部が3862チームもあるが、韓国ではこれまた僅か190チームだ。

これ程までに韓国の高校が運動部の活動をやっていないのは、受験で大変な時期にチームスポーツなんて入試にプラスにならない、という事らしい。要するに運動部なんかに入って活動する時間があったら、入試の勉強をした方が得策だ、という事のようだ。

授業開始前の運動が、生徒たちの学習能力向上と脳の構造改善にプラスに働くとも言われているが、これに賛同した私立高校の校長が「体知徳」という教育理念のもと、全校生徒に朝から運動をやらせたが、父兄からの激しい反対で数日後に取りやめた、何て話もあるようだ。

この背景には、日本よりも遥かに厳しい受験戦争があるようで、とに角学歴が全てという極端な現実があるためだ。

まあ、日本だって学歴重視は当然あるが、それでも韓国のように一流大学を卒業しないと、マトモな生活が出来ない、という程でなく、その点では日本も決して捨てたモノじゃあない。

えっ、比べる相手が悪すぎる、って?

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