スウェーデンに本拠を置く乗用車メーカー、ボルボカーズは4日、2030年までに電気自動車(EV)の専業になるとの目標を撤回すると発表した。世界的なEVの販売減速を受け、一部でハイブリッド車(HV)の販売を続ける、と発表した。
ただし、「完全電動化という長期的な目標には引き続きコミットする」とも説明しているが、何時とは言っていない。
世界的な流れであるEV詐欺の破綻によって、2030~2035年までに全てをEV化するというカーメーカー各社の方針は続々撤回されている。そうなると、主流はハイブリッド車(HV)という事になり、この分野ではダントツの技術を持つトヨタが圧倒的に有利となる。
現在日本で販売中のボルボ車は
EX30
C40 リチャージ、XC40、XC40 リチャージ
S60、V60、XC60
S90、V90、XC90
なお太字はEVを表す。
これらの中で、EX30は23年6月に発売された最新のコンパクトクロスオーバーSUV型の電気自動車で価格は559万円。
C40 リチャージは2021年発売の小型クロスオーバーSUV型の電気自動車で、XC40 リチャージは2017年に発売されたC40 のベースとなった車種で、よりオフロード志向が強い。
価格はC40 リチャージが599~759万円、XC40 リチャージは579~739万円
現在、ボルボの株式の80%は中国・浙江吉利控股集団が保有している。そんな事もあって、EX30、C40 リチャージの生産は中国で行われている。
ボルボの立ち位置は高級ブランドとして、メルセデスベンツやBMWと比べれば明らかにランク落ちであり、日本でもベンツ・ビーエムが買えない見栄っ張りの買うクルマ、という感がある。
まあ、そんな事を別にしても、このところ環境詐欺がバレた事からEV詐欺も一気に知れ渡り、早い時期での全車EV化なんていうのが絵に描いた餅である事も暴露され、環境が全てでオマケに中国資本のボルボでさえ、全面EV化を撤回するしか無い状況になってしまった。
こんな情勢の中で、未だ中国製EVにまで補助金を出している日本の行政。
そう言えば、今まさに選挙戦に突入する自民党総裁選挙では、陳次郎有利といわれているが、今年2月には「全国1700の自治体に電気自動車を配ろう」とか言っていた。
こんな奴が首相になったら‥‥いや、それでも石破や河野よりはマシ、というのだから、日本の政治は地に落ちてしまったようだ。
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