パリ五輪のアーチェリー競技会場を訪れた韓国のスポーツ関連団体の役員らが、観客席の最前列から4列目くらいまで埋め尽くしていた。この集団は準々決勝から観戦態度が悪くなり始め、選手が射る前に『ナイン』『テン』などと、場内アナウンスも言っていないのに予言者にでもなったかのように言い始めた。アーチェリーは集中力が必要な競技なので、矢を射る前に静かにしなければならない事は常識だが、この役員達にはそんな考えは無かった。
しかも、相手選手が最終ショットで10点を出せば韓国と同点になるという重要な瞬間に、この役員達は大声で『ナイン』と叫び、試合を妨害した。加えて、試合中ずっと携帯電話の着信音やメッセンジャーの通知音が鳴り響いた上うるさい声で通話し、集中しようとする選手たちを妨害したというのだから、こりゃ問題になるわなぁ。
そしてなんと、このジイさん達はスポーツ団体に所属する地方自治団体傘下の会長、副会長、事務局長であり、税金で宿も食事も観戦チケットも提供されいたのだった。
アーチェリーは韓国選手が得意とする種目という事もあって、このジイさん達以外にも会場にはマナーの悪い観客が押し寄せて、大騒ぎをしている事でも大いなる批判を浴びている。
役員や観客がこんな状態だから、選手だってマナー最悪で、例えばテコンドー男子58キロ級決勝で、韓国のパク・テジュン選手の蹴りが太ももを直撃し、相手のマゴメドフ選手が負傷して苦しんでいるのに対して、チャンスとばかりにマゴメドフの背中側に蹴りを入れ、マゴメドフ選手はコートの外側のマットに倒れ込み、マウスピースを外して苦しがった。
流石は「溺れる犬は棒で叩け」のお国柄だ。
結局、マゴメドフ選手は棄権し、パク・テジュン選手が金メダルを獲得したのだが、マゴメドフ選手を応援するアゼルバイジャンの人々はインスタのコメントで批判のアラシとなった。
ところで、テコンドーって今でも五輪種目だったんだ。テコンドー何て空手の劣化コピーみたいなものを、五輪種目にする方がどうかしている。韓国が金メダルを取ったと言っても、こんなマイナーな競技の選手が世界中にいる筈も無い。この辺が今や本家の日本が完全に制御不能となるまでに国際化してしまったJUDOとの違いだ。
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