日本のマスコミはハリスがトランプを上回ったと大喜び

 

暗殺未遂事件を機に、「ほぼトラ」は「確トラ」になったが、直後にバイデン氏が撤退して代わりにカマラハリス氏が大統領候補となる事が発表されると、日本のマスコミは挙ってハリス僅差でトランプより優位、という報道を始めた。

おいおい、いくら何でもそりゃあ無いだろう。

まあ、出処が共同通信だから全く信用に値しないし、マスコミ各社はその配信をそのまま伝えているだけだから、このような事になるのは今更の話だが。

ところで、この怪しげな支持率の出どころはというと、2024 General Election: Trump vs Harrisによれば、ロイターの行った世論調査の結果だった。下の表を見れば、主要な世論調査だけでも随分と開きがあり、一体どれが本当なのか判らないが、その中から都合のいいロイターの結果を抜き出して、「ハリス優位」を騒いでいたのだった。

更に下の下線部分を参照すると、大統領選掛け率では、ハリス+9.3トランプ+0.9であり、例えば百万円をハリスに賭けて、もしも当選すると儲けは930万円だが、トランプに投票すると90万円という事になり、ハリスの当選は大穴という事だ。掛け率というのは、儲けが掛かっているから可なり現実的な状況になるのは当然で、ようするにハリスの当選は大穴狙いの一発勝負師以外は賭けないのだった。

次に、各州毎の予測を見てみよう。米国の大統領選挙は各州の勝者が選挙人を全て獲得出来る総取り方式だから、お馴染みの各州が赤(共和党)か青(民主党)の分布図となって現れる。その予測は2024 Electoral College: No Toss-Up Statesによると、今現在以下のようになっている。

選挙人の獲得数は何と、民主党ハリス(青)226に対して共和党トランプ(赤)312であり、トランプ氏の圧勝だ。尤も分布図を見ればまっかっかで、むしろもっと差がついても良さそうだが、選挙人の数が多いニューヨーク州やカリフォルニア州では伝統的に民主党が強く、州の司法も行政も民主党が勝つためにはイカサマやり放題だから、このような結果になるのだった。

前回は、この大票田での小細工によって、一夜の内に民主党の優位が崩れてしまったが、今回はそれを見越して他州は確実に共和党が抑えている。

ただし、日本のマスコミも全てがハリス逆転と騒いでいる訳では無く、あのテレ朝の昼のワイドショーでは、ロイターの結果は一応紹介したものの、あくまで一調査結果であり、「ほぼトラ」に間違いないとまで言っていた。尤も、この時のコメンテータは同番組でもマトモな発言をしているメンバーだった事もあり、敢えて民主党ベッタリのインチキ教授を出さなかったのもマスコミの戦略であり、いまからアリバイ作りをしているのけはないか、と勘繰りたくなる。

とは言ってもトランプ暗殺に失敗し断末魔のDSとしては、次に何をやらかすか。それこそ飛んでも無い悪辣な手を使わないとも限らず、ここは油断が出来ないところだが、いや、われわれ一般人にはどうにもなならないのもまた事実。

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コメント

“日本のマスコミはハリスがトランプを上回ったと大喜び” への1件のコメント

  1. 山野井修のアバター

    こんにちは。

    もしかしたら・・・あのバイデンジャンプならぬ、

    いんちき(イカサマ)カマラ・ジャンプが、あるかも ですね「あいつらなら、やりかねない」です。

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