先日、米国のセキュリティー会社「クラウドストライク」のソフトを導入しているウィンドウズのパソコンで、勝手に再起動するなどのトラブルが相次で発生し、世界各国の空港などで大混乱に陥った。
それでは、そのクラウドストライクとはどのような企業なのだろうか?
同社のセキュリティーソフト「ファルコンセンサー」は世界中の何百万台ものコンピューターで稼働しているメジャーなもので巨大なシェアを獲得している。今回の不具合は7月19日に発行された、構成ファイルの更新が Windowsセンサークライアントと競合し、影響を受けたマシンが停止コードでブルースクリーンになったというものだ。
この不具合はWindows 10および11で稼働しいるシステムに影響したが、Windows 7またはWindows Server 2008 R2によるシステムでは影響がなかった。復帰にあたっては、セーフモードまたは Windows 回復環境で起動し%windir%\System32\drivers\CrowdStrike\C-00000291*.sysを削除することで復元出来る。とはいえ、影響を受けた企業がすべてのシステムを復元するのは数日かかることがあるとも言われている。
セキュリティー対策のソフトの不具合で、世界的なシステム不具合が起こるという、何とも皮肉な事態となったのだが、セキュリティーソフトとウイルスソフトは正に表裏一体であり、大手セキュリティソフトのメーカーは、何れもDSの息が掛かっているとの噂もあり、ビルゲイツのWindowsと共に、何とも危うい世界となっている。
ところで、世界中で標準となっているWindowsだが、ロシアはこれを一切使わずにLinaxを使用しているという。LinaxはUnixのバリエーションであり、日米でもサーバーマシンなどのOSとしては結構使われている。流石にプーチンだけあって、サイバー攻撃の危機を良く理解している。
なお真偽の程は判らないが、クラウドストライクはDSの最後の拠点とも言われている。
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