工業高校卒業者に対する求人倍率が過去最高

 

少子化で労働力不足が慢性化し、高卒採用に目を向ける企業が増えた事で、高校生に対する企業の求人活動が活況を呈しているという。特に就職希望者が多く、実習経験もある工業高校に人気が集まっているとか‥‥。

神奈川県立 向(むかい)の岡工業高校の校長によると、「工業高校への求人は、整備士など技能職のイメージが強いが、設計、施工を担う技術職やオフィスワークもある。大卒でも入社が難しい大手企業の求人も増えており、充実した進路が選択できる」というが、本当かねぇ。

というか、この表現だと大卒でも入社が難しい大手企業から、設計、施工を担う技術職やオフィスワークの求人があるような表現だが、なんか変じゃねぇ。最近は大手企業の設計部署なんて学部では難しく院卒が当たり前になっているのに‥‥やっぱり変じゃねぇ?

因みに、向の岡工業高校の偏差値は40!

記事の中ではもう1校、進路指導部主任によると「採用担当者の来校はひっきりなし。昨年は大半の就職先が決まった10月以降も求人が絶えなかった」という都立六郷工科高校の偏差値は39~42とほぼ同じ。

成績上位なら大企業に就職できる可能性のある工業大学の偏差値は低くても45くらいで、これは高校に換算すると60となる。ようするにそこそこの進学高であり、しかも多くは大学院まで進んでいる。そして、私立工学部の学費は授業料だけで150万円×6年で900万円也。

要するに大企業の求人は生産職であり、設計などの技術職は、あっても中小企業だろう。中小企業の場合、工学部の大学卒を雇うのは至難の業だから、工業高校の成績上位者を狙うというのは確かにあるが、偏差値40だと、使えるかどうか‥‥。

逆に高校生から見た場合については
高卒で大企業の製造現場に就職するメリットはあるのか?

 

 

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