紙の保険証を廃止し、「マイナ保険証」に一本化するという政府の方針は、問題だらけにも拘わらず、意地でも今年12月に強行する構えだ。
これにより大きな問題は発生するであろう事は当然想定できるが、そのなかで、マイナ保険証導入に合わせて廃業を予定している街の小規模な医院や歯科医院が相次いでいる、という。実際に12月の完全実施の先駆けて、既に今年の3月から4月には東京だけで病院・診療所211機関、歯科医院84機関が廃業した。
マイナ保険証の導入に関するシステム導入費は国の補助があるとしても、とても足りず、加えて医師と看護師1人のような規模の医院では、元々人手不足なのに加えてマイナ保険証に慣れない患者に対してのサポートなどで、肝心の診察に大きな支障がでてしまう。
結局、これを機に閉院してしまおう、という事なのだろう。
地域に密着して長年慕われてきた高齢の医師が、マイナ保険証導入を機に閉院を決断してしまえば、地域医療は崩壊してしまう。慢性疾患を持つ患者は、気心の知れたベテラン医師が廃業してしまえば転院する必要があり、通院距離は増えるは、慣れない医師では十分な診療ができないは‥‥極端な話、寿命が短くなる、という事になってしまう。
江戸時代以前、日本の大名は領民の暮らしと健康を最優先にしていたし、天皇は粗末な建物に住んで質素な生活をしていた。それが、明治維新と共に欧米の悪い面を取り入れて、更に戦後は増々悪徳政治家が国を動かすようになり、国民の生活の安定を第一にするどころか、「今だけ・金だけ・自分だけ」が当たり前になってしまった。
中でも、マイナ保険証に関しては、悪政の最たるものだであり、それを強引に推進しているのは‥‥言うまでも無く
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