新商品や限定商品が発売されると必ず現れるのが、いわゆる転売ヤーと言われる連中であり、その多くが中国系なのは良く知られている事だ。
代表的な商品が「RG 1/144 Hi-νガンダム」で、この商品はたびたび再販されるが、店頭に並んでもすぐ売り切れて入手が難しい事から、発売直後にメーカー小売価格(4,980円)よりも7割以上高い8,685円で取引されていた。その後は追加生産もあり多少落ちついてきたが、今現在、アマゾンのマーケットプレイス(アマゾン自身の販売ではなく業者の出展)では6,700円で販売されている。
そんなに品不足なら増産すれば良いのに、と思ったら、製造には手間が掛かり生産数が上がらないというのだった。
そこで転売対策としてヨドバシカメラやビッグカメラでは予約時に商品の金額を払う事で、欲しい人に確実に商品が届く半面、転売ヤ―は多額の資金を必要とするために、容易に手を出せなくなるという対策をとるなどを行っている。しかし、中には資金力のある中国の転売グループもあり、この対策が有効にならない例もあるという。
また中国の大規模な転売グループは、多くの中国人アルバイドを使って販売時の行列に並ばせるために、ヨドバシカメラのある店舗では客に対して商品名を訪ねる事で転売ヤーのアルバイトを発見し予約を断る方法をとっている。自分が買おうとする商品の名前を言えないに並んでいたのだが、多くは中国人だった。これに対して、「外国人差別」だと騒いでいる輩もいるというが‥‥。
この中国人転売ヤーに対して、報復するマニアもいるという。というのは、値上がりなんかする訳の無いクソ商品を、あたかも入手困難で高価転売が出来るとのガセネタをネット上に流し、それを真に受けた転売ヤーが大量に買い占めたが、イザ売り捌こうとしたら全く需要の無い商品だった、というヤツだ。
まあ、自業自得と笑ってやろう。
しかし、こんな引っかけをやらなくとも、転売ヤーが買い占めたらメーカーが大増産したことで、転売ヤーが爆死する例もある。有名なのはPS5の場合で、流石は世界のソニー。いざという時の動員力が違う。実はPSの大増産はこれが最初ではなく、以前から新モデルが発売されて品薄となるが、それは一時的なもので、直ぐに増産して市場に流れ出すのだった。
この企業力の強さにより、話題の新製品を希望者に確実に販売して、売り上げも大いに伸ばし、転売ヤーは爆死するという、良い事ずくめという事だ。
因みに、バンダイの年間売り上げは1,491億円と、決して少なくは無いが、ソニーはゲーム&ネットワークサービス分野のみで4兆3千億円であり、なるほど、底力の違いは歴然としている。
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