海保が中共対策の大型巡視船建造 運用は29年度以降って遅すぎだろう

 

マスコミによると、『海上保安庁は尖閣諸島周辺で領海侵入を繰り返す中国公船への対応を強化するため、同庁で最大となる多目的型巡視船を建造する方針を固めた。』

海保が現在保有する最大の巡視船は6,500トンだが、計画される巡視船は2万トンクラスという。2025年度予算の概算要求に関連経費を盛り込み29年度以降の運用開始を目指し、将来的には2隻体制とする案もあるというが、そんな悠長な事を言ってて良いのかい?

まあ、それはそれとして、新設される巡視船はヘリコプター搭載型で指揮統制機能も持たせ、食料の備蓄も行い、洋上の拠点となる基地としての活用もできるという。用途としては大震災などの災害派遣とともに、中国による台湾への軍事進攻などが起きた際に、沖縄・先島諸島などから住民を避難させる事も検討されているという。

確かに、有事の際の住民避難のために船舶は必要だが、それ以上に今既に中国海警が事実上の軍艦を白く塗って巡視船と主張して、尖閣などで日本漁船を威嚇したりする行為を何とかしないと、相手は増々エルカレートしてくるだろう。

軍艦と巡視船では、まともに衝突したら勝ち目は無い程に構造的にも異なっている。これに対するには一部で指摘されているように、旧型となって退役する海上自衛隊の護衛艦を海上保安庁に払い下げて、白く塗って巡視船として使用する案はどうなのだろうか?

例えば、既に2011年から退役を始めた「はつゆき」型の護衛艦は12隻あり、4隻は練習艦として暫く使用されたが、結局現在では12隻全てが除籍され、現実には解体されているようだ。

写真で見ても、この「はつゆき型」を白く塗って巡視船とすれば、中国海警船だって強気には出られないと思うが。

まあ、今更言っても始まらないが、護衛艦には他にも近いうちに退役する艦もあるようで、今度こそは海保への払い下げをしてもらいたいものだ。

もっとも、そうなれば、媚中国会議員が必死で反対するだろう。なんたって、左翼政党のみならず自民党にも多くの媚中議員達が存在する現状では、なかなか難しいかもしれない。

しかも、海上保安庁は国交省の傘下であり、その国境省は歴代の大臣は公明党のポジションとなっている。そもそも、海上の警察である海上保安庁が警察庁とは違う省の管轄というのが間違いなのだが。

.

 

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です