米国東部マサチューセッツ州ボストン都市圏の地下鉄車両として、中国国有企業で世界最大の鉄道車両メーカー、中国中車が納入を始めてから5年が経過したが、運転開始当初から脱線やバッテリー爆発、走行中に扉が突然開いたり床下から異常音がずるなどといったトラブルにより、度々運行停止となるなど、大きな問題を抱えていた。
それでは、ボストンは何故に中国製の車両を導入したかといえば、それは価格の安さだった。加えて、現地での製造をする事で雇用も促進される、という事もあり飛びついたのだった。現地製造という事は、品質の悪さはボストン側にも原因があるという事だ。
製造品質の悪さとしては、ブレーキ部分のボルト取り付けが不適切だったり、台枠にコネクタが垂れ下がっていたりと、これは現地の製造技術も低い事が原因であり、中国だけの責任でも無さそうだが、まあどっちもどっち、というところだ(笑
トラブルだらけのボストンに対して、ニューヨーク市地下鉄は川崎重工業(川重)製R211の営業運転を2023年3月より開始した。他の国でも同様だが、価格は高いとはいえ日本製車両の快適性や安全性は誰が乗っても中国製との大きな違いを感じられるようだ。
実は、川重はボストンでも入札したのだが、圧倒的に低価格な中国製に負けていたのだった。
しかし、最近になって、世界中で中国製鉄道の問題点が発覚し、対する日本製は価格は高いが結局は安くつくと認識され始めているのは良い傾向だ。英国では日立製作所が現地に工場をつくり、その性能と信頼性では絶対的な信用を勝ち取り、ほぼ独占状態となっている。
鉄道にしても電気自動車にしても、中国製といえば安かろう悪かろうどころか、危険といえるレベルの酷さであり、それが徐々に発覚した現在、これらの海外販売はかなり厳しくなっている。
民生品の鉄道車両や自動車がこれだから、軍用品だって推して知るべしであり、数ばかり並べた人民解放軍の軍艦や軍用機も、まあガラクタであろう事は容易に想像がつく。
今や張り子の虎状態の中共だが、これって末期のソ連を思い出す。
持っても、あと数年、いや2~3年だろうか。
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