参議院議員選挙比例区で当選した旧立憲民主党の須藤元気氏は、先日の衆議院東京15区補欠選挙に立候補する為に参議院議員を辞職している。これに従って、旧立憲民主党の比例名簿で次点となっていた、元「モーニング娘。」のメンバー、市井紗耶香氏(40)の繰り上げ当選が決まった。
実は、市井氏は辞退する意向を示していたが、旧立民は既に解散しているために名簿から削除する事ができず、一度当選証書を受け取ってから参議院に辞職願を出したために、在職1日で辞任という最短記録となった。
このため、繰り上げで当選となったのは、アカペラボーカルグループ「RAG FAR」の元メンバー、奥村政佳氏だった。RAG FARはゴスペラーズとともにアカペラグループとして人気で、特に打楽器の音色を口で表現するボイスパーカッションが印象的だったが、実はそのボイスパーカッションをやっていたのが奥村氏だった。
それで、市井氏の辞退理由は、芸能活動を重視するためというが、本人にしてみれば、自分が国会議員の器で無い事は充分に判っているのではないか。因みに同氏は中学卒業後に高校進学せずに芸能界入りしている。
では奥村氏の経歴はといえば、大阪教育大学付属高校在学中に当時最年少で気象予報士に合格し、筑波大学に進学して卒業後は横浜国立大学大学院を修了しているというから、芸能人としては随分と高学歴だ。
まあ、高学歴なら良いというものではないが、専攻は教育学というから、その面から国会議員としての活動はできるだろう。
それにしても、立民の比例候補って
須藤元気 (格闘家)⇒ 市井紗耶香(アイドルクループ)⇒奥村政佳(コーラスグループ)
という事になり、殆ど芸能事務所状態だ。
尤も自民党だって参議院比例区では、元アイドルが当選したが、地元の沖縄の事すら全く理解していない、およそ国会議員の器では無い無教養な議員もいるから、どっちもどっちだが‥‥。
結局選挙制度と、それに投票する国民に問題があるのだが‥‥。
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