EVのベストセラーは軽規格の日産サクラだった

 

既にインチキがバレて、欧米でさえ相手にされなくなったBEVは、当然ながら日本では更に売れていない。とはいえ、その日本で一番売れているBEVは‥‥。

日産 サクラだった。
本篇日記 2024/5/29 (Wed)  Nissan Sakura (2023)

サクラは軽自動車規格のBEVであり、それもあって比較的安いのが売れている原因だろう。その販売台数は今年の1~4月の累計台数で、9,061で、これに三菱ブランドの兄弟車eKクロスEVの947台を加えると10,008台となる。

軽自動車ベストセラーであるホンダ N-BOX同時期の販売台数は69,295台で、サクラの約7倍だが、サクラのベースとなったデイズの19,332台にと比べれば、その約半分だから、これは結構頑張っている。

何故なら、SAKURAの価格は233.3~304万円で、DAYZの106.7~215.7万円に対して約百万円も高いからだ。まあ、物好きなユーザーはそれなりに居るのだった。尤も、EV車の優遇処置で、政府からの補助金が55万円だから、実質的なガソリン車との差は50万円となる。

因みに、普通車のBEVの売れ行きはと言えば、同じ期間でニッサン リーフは1,906台、トヨタ bZ4Xに至っては463台だった。

では話題の中国製BEVであるBYD車はどうだろうか? 同じく今年の4月までの累計では、737台で、リーフの半分以下、サクラと比べれば一桁少ない。BYDの最低価格は現在、ドルフィンの363万円であり、補助金35万円を差し引いても328万円で、サクラには全く及ばない。

とは言え、サクラは日本の軽自動車規格のために、海外で販売するには取り分け車幅が狭すぎる。ここは、サクラベースの欧州Aセグメント車を発売すれば、結構売れると思うが‥‥。

 

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です