最近は「学歴廚」と呼ばれる輩が偏差値至上主義とばかりに、MARCH以下はFランだという極端な主張もあるが、実は‥‥強ち極端とも言えない事実もあった。
というのは、今から半世紀前に口伝で言われていたのは、「文系でエリートになれるのは私立なら早慶以上」という説だった。
な~んだ、昔から同じじゃないか。
さて、ここで文系エリートというのは、企業なら金融(銀行)、証券、保険、商社などの業界でトップクラスの企業で、具体的に言えば、メガバンク、東京海上、野村証券、5大証券(三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、住友商事、丸紅)などで、まあ、この手に入社出来れば超就職勝ち組という事になる。
しかも、早慶なら何ても良いという訳ではなく、早稲田政経(政治経済学部)、慶應経済(経済学部)こそが私立のエリートと言われていた。最近は他学部も評価されているようだが、そうは言っても人事の上層部は未だに早稲田政経と慶応経済以外からは採用しない、何て言う感覚だったりする。
では、真の勝ち組とは何かといえば、それはキャリア官僚であり、その多くは東大、それも法学部が圧倒的に多いのは周知の事実であり、言い換えれば東大出て大手商社やメガバンクに就職するのは‥‥イマイチ、という事だ。
う~ん、エリートの世界にも厳然たるヒエラルキーが存在するのだった。
では、理系はどうかと言えば、真のエリート、すなわち高級官僚にはなれないし、一流企業のトップになるのもかなり難しい。
勿論、そんな大それた目標を持たなれば、ガチな工学系で大学院まで終了すれば、エリートとは言わないまでも、世間から見れば十分に良い職につける可能性は、同クラスの文系とは比較にならないくらいに高い。
その状況を表したのが下の画像だ。
誰が作ったのか判らないが、いや実に上手く表現している。
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