ロシアがウクライナで使ったミサイルは北朝鮮製だった

ロシア軍がウクライナ東部ハリコフ市で、露軍の攻撃を受けた建物から見つかったミサイルの残骸から、「日本企業のマークを記した部品が見つかったと、英調査団体「紛争兵器研究所(CAR)」の武器調査責任者が語った。

これによると、写真やデータの分析から、発見されたのは北朝鮮の弾道ミサイル「火星11」だとみられている。

このミサイルは爆発が不完全で不発が多く、これを回収して調査したものだ。

部品を調査した結果、日本製の半導体も使われていたという。

ただし、その半導体は旧式なモノであり、推定では日本製品の廃棄物から取り出したのではないか、とも言われている。

確かに、現在の工業製品は家電製品も自動車も、あらゆるものが電子制御化されているから、必ず制御用の半導体チップが搭載されている事から、中古製品からチップを外して北朝鮮に送った、とも推定される。

なお、ミサイルには北朝鮮の暦『主体年号』で西暦2023年にあたる「112」が刻印されていたというから、新たに作った「新品」をロシアに渡していた事になる。

火星11は固定燃料の短距離弾道ミサイルであり、北朝鮮としては南北で1,000キロメートルの朝鮮半島で、対韓国向けに使用する事が最大の目的だが、ロシアから隣国のウクライナを攻撃するにも丁度良い性能という事だろう。

火星11は北朝鮮が独自に開発したと言われているが、ロシアの技術を導入している事は間違いないだろう。

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