今回のイランによるイスラエル攻撃には多数のドローンが使用されたと報じられている。
スプ―トニックによると『イランは軍用の無人航空機(ドローン)の高度な製造技術を持つ国の1つ。1980年代に独自のドローン開発に着手して以来、これまでに約40種類のドローンを製造してきた。現在では世界的なドローン市場への参入を果たし、ドローン製造において主導的な地位を占めている。』
という事で、自国製のドローンを持っていたのだった。
イラン製ドローンには数種類があるが、その中で今回の攻撃では20㎏の爆弾を積んだ自爆型ドローンという報道から、HESA(機製造産業公社)がシャヘド航空産業研究センターと提携して設計・製造している「Shahed 136 」と推定できる。
Shahed 136は長さ3.5m、良く幅2.5m、重量200㎏で、搭載弾頭は最大50㎏。最高速度は189km/hという小型の自爆型ドローンで、ロシアがウクライナ攻撃に使用しているも、このドローンだった。
価格は推定で193,000ドル(約2,800万円)と、億円単位が当たり前のミサイルに比べれば多いに割安だ。
そいう言えば、イスラエル上空で爆発するイランのドローンの写真を見ると、確かに三角形の奇妙な飛行体が数多く飛んでるのが映っている。
今回の攻撃には約170機のドローンと、30発以上の巡航ミサイルが飛来したが、イスラエル領内に到達する前に迎撃したという。加えて120発以上の弾道ミサイルも撃ち込まれ数発が領内に侵入した。
驚くのは、これだけ大規模な攻撃を受けたのに死者がゼロという事だ。
巷では米国製の迎撃システムは使いモノにならない、と言われていたが、今回の結果では、イランのドローンやミサイル程度では、ほぼ全数を撃墜できる事が判った。
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