4年前に鎮静化した小池都知事の学歴詐疑惑が突如再燃

 

小池都知事の2期目の知事選直前の2020年5月下旬、学歴詐称疑惑を告発したノンフィクション書籍「女帝」が出版された。これに対して、その3日後にカイロ大の学長の署名入りで、カイロ大として小池氏が同大を卒業したことを証明するという記載の声明文が、駐日エジプト大使館のフェイスブックに掲載された。

当時はエジプト大使館が絡んでカイロ大が声明を出すいう、小池氏の政治力が話題になったが、勿論限りなくグレーだった。とは言え、これで世間は収める事が出来たのだが‥‥。

今月10日発売の月刊誌「文藝春秋」で、小池都知事の元側近である元都民ファーストの会事務総長で、元環境省の官僚であった小島敏郎氏が、「駐日エジプト大使館のフェイスブックに上げられたカイロ大学声明は、文案を小池さんに頼まれ自分が書いたものだ」と暴露したのだった。

という事は、卒業を証明するためのカイロ大学の声明文を、小池氏自らが捏造したという疑惑が出て来たという事だ。

そして、4月28日の衆義院東京15区の投開票まで残り20日を切るタイミングでのこのスクープは、補欠選出馬を表明し、無所属にも拘わらず小池知事がベッタリと寄り添って支援している乙武洋匡氏の選挙戦にも、大いなる影響を及ぼすだろう。

乙武氏は無所属と言っているが、「都民ファーストの会」が国政進出の為に設立した「ファーストの会」の副代表でもあり、事実上の都民ファーストの会の候補という事だ。

その乙武氏は、8年前にも国政に挑戦しようとした矢先に不倫問題がスクープされ、出馬を断念した経歴がある。その後ほとぼりが冷めた事もあり、2022年参議員議員選挙に出馬するも落選。今回、再度挑戦する事になったと思ったら、小池スキャンダルの煽りを受けて、大いなる苦戦を強いられるだろう。

この東京15区補選は強力な候補が目白押しで、中でも百田尚樹氏の率いるコテコテの右派である「日本保守党」の飯山陽(あかり)氏は、東京外語大でアラビア語を専攻し、東大大学院で博士号を取得したイスラム思想研究者であり、アラビア語の通訳経験もあるという人物で、小池氏とカイロ大学の件で直接対決したらば、小池氏に勝ち目は無いという強敵が現れた事になる。

もしも学歴詐称となれば、国政復帰どころか、知事としても辞任ものだ。

小池氏としては乙武氏を当選させて、岸田総理とタッグを組んでどん底の岸田政権に貢献し、国政に復活し、果ては初の女性総理を目論んでいたのだろうが、世の中は厳しいものだ。

オマケに、小池氏の強力な推進者である二階氏も引退を表明している事で、増々国政復帰が怪しくなってきた。

やっぱりねぇ、神様は見ているよねぇ。

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