偽善者達は、「人を学歴で差別すべきではない」というだろうが、現実にはそんなに甘くは無い。
とは言え、日本では一度就職してしまえば、比較的学歴を意識しないでも暮らせる。まあ、これには異論があるだろうが‥‥。
ところが、海外で就労する場合のビザ取得となると、行き成り学歴が関係してくる。多くの国では大卒でないと就労ビザの取得は難しくなるのが現実のようだ。
ここで、シンガポールの例を挙げると、就労ビザを取得できる条件は下の表のようになっている。
大学は3つのカテゴリーに分類されていて、左のCategory1は東京大学、京都大学、東京工業大学の3校のみだ。そしてフィリピンで就労する予定の企業からの報酬と年齢の関係が表に記載されている。
例えば25歳の場合、東京大学卒ならば4,900SGD(シンガポールドル)以上だが、Category2の慶應義塾大学卒だと5,800SGD、Category3の桜美林大学では6,700SGD以上の報酬でなければビザは発給されない。
ところで、このCategory2と3を見ると、日本での評価とは大分異なっているのが判る。
例として、学歴厨が大東亜帝国とバカにしいる国士館大学や帝京大学は早稲田・慶応大などと同じCategory2だが、受験生の憧れであるMARCHの立教大学はCategory3に入っている。
身内に大学受験生がいるなら、これは参考にする必要があるだろう。
なお、シンガポールでも美容師やすし職人などの技能職の場合は個別に審査され、大卒でなくとも就労ビザが発給される場合もあるらしい。
さて、それでは海外で就労する予定が無ければ関係無いかといばそうはいかない。もしも中共が日本に侵攻して完全に占領されたら、大学を卒業しているかで処遇が大きく変わるだろう。
中国本土の例に従えば、IT系の院卒エンジニアだったらば、年収二千万円というから、日本時代よりも給与が大幅アップとなる。しかし、高卒だったらば‥‥下手すれば収容所で単純作業の強制労働‥‥なんて事になるかもしれない。
いや、あくまで、想像だが。
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