今年第1四半期のテスラ納車台数は8.5%減 BYDは42%の激減

 

テスラは今年第一四半期(1~3月)の納車台数が前年比8.5%減少したと発表した。前年比での減少は、新型コロナウイルスの初期で多少あったが、それ以外では初めての減少となった。

理由としては、主力のモデル3のマイナーチェンジにより工場の稼働が遅れた事が指摘されているが、そうは言っても、それ以外のもっと根本的な原因も指摘されている。すなわち、テスラの製品は多様性に欠け、2020年以降に発売した新型モデルはサイバートラックが唯一で、しかもこのクルマは高価であり、一般的では無い。

因みに日本で販売されているテスラ車は
・モデルS 1296~1596 万円 2014年9月8日発売
テスラの量産車としては最初のモデルで、価格帯からしてもかなりの高級車だ。電気モーターの高トルク特性により、第一級のスポーツモデル並みの動力性能と、にも拘わらず低い重心から安定した走りを実現していた。現在は受注生産となっていて、事実上はオワコンモデル。
Tesla Model S 試乗記 (2016/7)

・モデルX 1446~1666 万円 2016年9月16日発売
モデルSをベースとしたSUVモデル。従ってモデルSよりも更に高価だ。

・モデル3 561~651 万円 2019年5月31日発売
高価過ぎるモデルSに対して、より現実的な価格の量販車種で、テスラの本命として開発されたモデル。2016年に発表されたが、実際の量産は遅れに遅れて、日本での発売は3年後となった。

・モデルY 563~727 万円 2022年6月10日発売
モデル3ベースのSUVモデル。

これに加えて最新モデルとしてサイバートラックも発売されたが、コンセプトカーをそのまま販売したような内容と高価な販売価格で、とてもではないが販売数を伸ばす事が出来るモデルではない。

この現状に対して、テスラはより低価格な車種の発売を2025年末頃として計画しているという。

しかし、テスラの低迷の原因として、CEOのイーロンマスク氏による反DS的な発言が響いているとも言われている。米国の富裕層には反DSを陰謀論者として毛嫌いする傾向もあり、マスク氏の言動を嫌うユーザーがBMWなどの他車種に乗り換えている、という話もある。

では、BYDの状況はどうなのだろうか?

実はテスラの8.5%どころか、BYDは昨年比で42%もの急減となっている。

まあ、その辺はBYDもある程度予測していたようで、既にプラグインハイブリッド車を発売しているが、現行のモデルは未完成でクレームだらけ新規モデルも開発中というが、はてどうなる事か。

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