中国のスマートフォン大手、シャオミ(xiaomi)が初の電気自動車(EV)「SU7(Speed Ultra 7)」を先月17日発売し、価格は21万5900元(約452万円)から最高で29万9900元という買い得感もあり、発売からわずか17分で5万台超、24時間で8万8000台超の注文があったという。
ところが、SNSにシャオミSU7の試運転中に発生した事故の動画がインターネットに投稿されて話題になった。SU7がスピードを出して走行中に突然右に曲がる様子が映っていて、車はその直後にバランスを失ったかのように左右に動き、中央分離帯に衝突して道路の真ん中で止まった。また別の動画では走行中のSU7が前の車に追突する様子や、縁石にぶつかってホイールが損傷し、タイヤがパンクする動画が投稿されていて、それらは20万回以上も再生されたとか。
SU7はデュアルモーターの4WDモデルの場合、最高出力673馬力、最大トルク838N・mという強大なパワーを有し、停止から時速100㎞まで2.78秒という加速性能を持っているというから、これは日産GT-Rやポルシェ911ターボに匹敵する性能で、タイヤ性能の限界から考えても市販車では最速の部類といえる。
しかしこの強大なパワーが、運転者にとって極めて扱い難いのだと報道されている。
シャオミの関係者はこれらの事故に対して
「運転者が初心者だったため、カーブで急加速した。事故は車の欠陥とは何ら関係がない」
「道路状況が複雑だった。具体的な原因は調査中」
との見解し示しているようだが‥‥
とはいえ、ポルシェ911ターボは十分にコントロールできるから、これはSU7が大パワーをコントロール出来る程熟成されていない事の証だろう。
⇒Porsche 991 Turbo 試乗記 (2016/12)
また、加速性能という面ではテスラ モデルSも同様に極めて高性能だが、雨天にフル加速しても極めて安定していた。モデルSは事実上テスラの最初の量産モデルであり、それでもこの途轍もない性能を十分がコントロールされていた。
⇒ Tesla Model S 試乗記 (2016/7)
自動車の開発経験の無い「スマホ屋」が、行き成りEVを開発し、しかも電気モーターの高トルクを目一杯使ったような車を出すというのは、如何に自動車というものを理解していないか、という事だ。
正直言って‥‥
ざまあ
という気持ちだねっ!
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