今やテスラを追い越してEV生産では世界一となったBYDだが、世の中の流れはEVの欠点がバレつつある事からPHEVに代わってきた。
こりゃBYDに未来はないな、と思ったらば、したたかにも既にPHEVを販売していた。とは言え、PHEVにはエンジンが必要となるのだが、その面でも中国の大手は高性能エンジンの開発に多くのリソースを費やしていた。
まあ、どんなエンジンが出来るのかは見ものだが、PHEVとなれば最近中国に雨後の筍の如く湧いて出たスタートアップ企業にはまねのできない分野だ。実際にいまPHEV用エンジンの開発を行っているといわれているのはBYD以外では吉利汽車集団、長城汽車などで、とりわけ吉利汽車はボルボの筆頭株主であり、ダイムラーともHV用エンジンの共同開発を始めているという面では、中国企業としては今後最も成長が期待できる企業だ。
ではBYDのPHEVとはどんなものかというと、既に発売されているモデルについては、すこぶる評判が悪い。BYDは昨年2月に小型PHVセダンの「秦PLUS DM-i 冠軍版」を発売し、PHV版は9万9800元(約209万円)という、PHVで10万元を切る画期的低価格で、市場を席捲したのだが‥‥。
満充電でEVモードで走り出し、一度エンジンを使用すると、その後EVモードにならない。しかもEVモードでも勝手にエンジン始動するという不具合が発生し大クレームとなっている。
実はBYD車は高級EVでも問題があり、スペインのスラローム試験、ムーステストでアクセルレスポンスが極めて悪い、高速コーナーではド・アンダーで曲がれないという根本的な不具合が暴露された。
しかも走行性の悪さと共に、ボディの仕上げも最悪で、新車納入時に既にボディに錆びがあったり、シートはフレームの設計不良で破損したりと、クルマとしての「あたり前品質」を満足していないという代物だった。
因みに「あたり前品質」というのは、敢えて規格化しなくても、クリアして当然の品質の事を言う業界用語だ。
このハンはウクライナ戦争の制裁で自動車輸入が出来なくなったロシアで大いに売れている車種だが、こんな欠陥車で問題は無いのだろうか?
最近は日本でも販売網が作られつつあり、そこそこの数のBYD車が輸入されているが、新車でボディが錆びていたとか、ドアンダーで曲がれない、という話は伝わってこない。錆びの件は、日本向けには検査基準を厳しくしているとか、日本でのPDI(輸入元による品質検査)で不具合があれば補修しているとか‥‥。
まあ、日本国内でもそのうちにボロがでるだろう。
中国の自動車技術なんて、所詮はパクりのパチもんで、当たり前品質さえ満足出来ない程度だったようで、流石に日本のユーザーには通用しないだろう。
こんな実態にも拘わらず日本のマスコミは絶賛しているようだが(笑
そうだ、中共とベッタリのクシャおじさんも、BYD車に乗って雇い主の機嫌をとらないとねっ。
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