中国製自動車に関する報道の内容が景気良すぎて草

 

EV詐欺もネタがバレ始めてオワコン状態であり、にも拘らず中国のEVメーカーは乱立状態だ。

そんな状況でも報道されている内容には、結構バラ色のお花畑的なものも多い。例えば‥‥
・業界団体は3月の新車販売の45%を電動車が占めると予測
中国乗用車協会は、3月の新乗用車全体の販売台数は3.7%増の約165万台になると予測している。

・EVの普及が鈍化する中、CATLはバッテリー生産量を引き上げる
世界最大の中国バッテリーサプライヤー、CATLのロビン・ゼン会長は、同社はバッテリーの充電時間を10分まで短縮する方法を見つけ、さらに短縮することに取り組んでいると述べた。

・2024年に欧州で販売されるEVの25%は中国製になるとロビー団体が発表
欧州運輸環境連盟は中国製電気自動車は今年、欧州のEV市場の4分の1を占めるだろうと述べた。

これらを見れば、中国のEVもマダマダ順風満帆じゃないか、とも思えるが中国製EVの最大の強みは‥‥低価格のみで、それに関しては
・BYD、最新の値下げでEVの遅れをとっているトヨタとVWをターゲットに
BYDは現在、「電気は石油より安い」と宣言するマーケティングキャンペーンの一環として、同社が販売するほぼすべての電気自動車およびハイブリッドモデルを値引きしている。

これには政府も必死で支援している
・中国、自動車ローン頭金引き下げの規則を準備
法で規定されている最低頭金を引き下げる事で販売促進につなげる。

とはいえ当然、厳しい状況も伝えられている。
シャオミはEVのデビューで重要な市場の試練に直面している
アナリストによる価格予測に基づくと、SU7セダンはおそらく中国で最も競争の激しいEVセグメントに参入することになるだろう。
*シャオミ(xiaomi)は中国のスマートフォン大手で初の電気自動車を発表した。

・テスラ、市場低迷を受けてEV生産量を削減
中国における乗用車販売は2024年最初の2カ月で17%増加したが、テスラは出荷台数の減少を記録した。

Nio、需要低迷の中、第1四半期売上高予想を下方修正
*NIO(上海蔚来汽車)はEV専門の新興企業で、製造は江淮汽車によりNIOは販売のみ。
最大の特徴はバッテリーを充電する必要がなく、専用の交換所でバッテリーごと交換する
中国新興EVメーカーの「御三家」の一角とされる。

・リープモーターはポーランドのステランティス工場で小型EV TO3を生産すると報道
セミノックダウンキットを使用して今年中に生産が開始されると言われている。
*リープモーター(零跑汽車)は中国杭州のEV専門メーカー

なお、BEVの売れ行きが伸びない事から、BYDを始めとする中国のEVメーカーはHEVの生産も開始している。これについては項目を新たにしてまとめる予定だ。

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