韓国では、今年2月のエコカーの輸出台数が前年より13.8%の減少だった。減少となったのは3年2ヵ月ぶりとの事だ。
ここで、「エコカー」とはハイブリッド車(HEV)、EV(BEV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)、燃料電池車(FEV) の総称となっていて、データーはこれらの合計だ。
20日に発表された韓国自動車モビリティー産業協会(KAMA)の「2024年2月の自動車産業の動向」(暫定)によると、エコカーの2月の輸出台数は5万3369台で、前年同月の6万1910台と比べると13.8%減少となる。
この中でBEVについては、前年比20.7%減の2万4318台だった。これに対してHVの輸出台数は2万4722台で、前年比では2.2%の減少とマイナスではあるが、BEVに比べれは落ち込みは少なかった。
まあ、EVの売れ行き減少は世界的なもので、理由は勿論EV詐欺がバレたからだ。ところで、韓国のHEVってどんなものなのか?という疑問が湧くだろう。そこで、HYUNDAI自慢のHEVであるアイオニック(IONIQ)について以前に本篇日記でまとめたものを、ここに転載しておく。
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本篇日記特別編 2016/2/21(Sun) Hyundai Ioniq より
HYUNDAI が発表した最新型のハイブリッド専用車である ”Ioniq (アイオニック)” が3月のジュネーブショーでワールドプレミアされるということで、それに先駆けオフィシャルフォットが発表された。
先ずはエクステリアから‥‥。
写真で右側に並べたのは先代プリウスだが、噂のとおりシルエットは丸写しだ。それを何とか違うクルマに見せようと努力はしているが、フロントウィンドウからリアまでのルーフラインなんて先代プリウスそっくりだ。
インテリアは流石にプリウス程のハイテクまっしぐらをパクる事は出来なかったようだ。
この Ioniq はハイブリッドシステムの成り立ちがプリウスそっくりだと言われているが、特許関係はどうなっているのだろうか。そこで考えてみると初代プリウスのプロトタイプが発表されたのは1995年だから遅くともそれ以前に特許出願が成されていた筈だ。1995年と言う事は今から21年前であり、特許の有効期限にあたる存続期間は出願の日から20年だから、要するに最近特許が切れたと言う事になる。な~る程、特許が切れるまでじっと我慢していて、切れた瞬間にコピー品を出した訳だ。
しかしねぇ、今の時代は原油価格が1バレルあたり 30ドルを切り、場合によっては近日中に10ドルくらいになるとさえ言われている時代だから、本家のプリウスだって今後は相当厳しい商売となる筈で、そんな時期にプリウスの劣化コピーを出すというのは大笑いだが、まあ開発計画を作った時にはまさかそんなことになるとは思わなかったのだろう。
なおオリジナルの写真とプレスリリースを参照したい読者は (先ずいないだろうが) 一応以下にて↓
http://www.netcarshow.com/hyundai/2017-ioniq/
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という事で、このプリウスの劣化コピー車は多少のMCをして、今でもHYUNDAIの主力HEVとして販売されている(笑
そのプリウスはといえば、IONIQがパクった3代目(ZVW30、2009 – 2016)から、現在では5代目(ZVW60、2023 – )に進化しているから、まあIONIQでは勝負にならないだろう。それでも買うユーザーがいるのが不思議だが。
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