クルマ試乗記の裏話52 【軽自動車4】




軽自動車の主流がハイトワゴンに移行していった2000年代中頃に続いて、2008年頃からは更に背の高いスーパーハイトワゴンとも言うべき車種が出始めた。そこで試乗したのが、スズキパレットのOEM版であるニッサン ルークス だった。
ニッサン ROOX Highway STAR 試乗記 2010年2月

確かに軽とは思えない程の圧倒的な頭上空間と、狭い全幅のメリットとして狭い道でも余裕で走れる良さはあるが、その分重量が嵩み930㎏と軽くない軽という漫画のような状況となっている。、しかも試乗車は自然吸気だから54psで、二人乗れば軽く1トンを超えるボディには明らかにパワーが不足していた。

ではターボだったらどうかといっても所詮は軽であり、ノートやフィットのような普通車では軽く100psを超える状況では勝負にならない。しかも、価格的にはこれら普通車と変わらないのだから、いくら税金などの経費が少ないと言っても、この手の軽が売れるのが信じられないところだ。