韓国貿易協会(KITA)が昨年10月8日に発表した統計では、韓国が23年1~8月に中国から輸入した電気自動車(EV)向け車載電池の輸入額は、前年同期比114.6%増の44億7000万ドル(約6600億円)となり、22年通年の34億9000万ドル(約5200億円)をも上回る勢いだ。
中国から輸入しているEV用電池の多くは高い安全性と低コストが長所のリン酸鉄リチウムイオン(LFP)電池だが、韓国の電池メーカーは三元系リチウムイオン電池であり、そもそも出遅れているのだった。
因みにLFPとは、リチウムイオン電池の一つではあるが、正極材料にリン(P)・鉄(Fe)・リチウム(Li)を用いたもので、安全性が高く、電池のリサイクル寿命が長いという特長を持つ。
今では現代自のコナEVや起亜のNiro EVなど人気のモデルにも中国・寧徳時代新能源科技(CATL)のEVバッテリーが使われているようだ。
おおっ、コナEVといえば「燃えるEV」とバカにされた火災続出のEVだが、その対策は中国製LFPバッテリーを使うことだったのか(笑
⇒対策した筈のリコール対象外の韓国現代自「コナEV」も火災
あれあれ、韓国のEVバッテリーも終わりかな、と思ったら、米国向けの輸出が好調なのだという。
その理由は、米国では中国製の部品を使う事が禁止されているから、そうなると多少高くて火災の危険はあるとはいえ、韓国製を使うしかないのだろう。
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