クルマ試乗記の裏話34 【レクサス国内展開 4】




レクサス店が展開されてから1年以上を経過してから、フラグシップのLSがラインナップされたが、その時点でも未だレクサス化されていなかったのがRXESだった。そのRXも2009年のFMCを機に遅ればせながら日本でもラインナップされた。
Lexus RX 350 試乗記 (2009/2/2)

これによりセルシオ同様にトヨタブランドのハリアーは販売終了となる予定だったが、これに対してトヨタディーラーが猛反発したことで、結局ハリアーは旧型のままで継続販売する事になり、その後2013年まで販売が行われた。

10年間生産が続いた2代目ハリアーが終了となった後は、RXとは全く別の内容で新たに新型ハリアーが販売され、2020年にはFMCされて今でも販売されている。

国内初のレクサス RXの価格は460~565万円(RX350)で、これに対して同時期のハリアーは267~326万円とこれまた200万円高い。ただし、RXは3.5Lに対してハリアーは2.4Lという大きな違いはあった。要するにレクサス RX発売前のハリアーにラインナップされていた3.5LはRXとの競合を避けて販売終了となったのだった。
トヨタ ハリアー 240G 簡易試乗記

まあ、排気量の違いはあれど、ハリアーの場合もレクサス化により価格上昇はセルシオと同様に200万円だった事になる。

という事は、「庶民」もマイカーにあと200万円追加すれば「富裕層」に昇格できるという事だった(笑