テスラが米国で219万台リコール

 

2日、NHTSA(米道路交通安全局)はEV大手のテスラが米国で219万台のリコールを実施すると発表した。

その理由は、表示器にあるアンチロック・ブレーキ・システム(ABS)などの警告灯の表示が規定より小さく、安全上の問題がある、という事だ。

対象はモデルS、モデルX、モデル3、モデルYに加えて新型車のサイバートラックで、製造期間は初期から昨年型までだから、殆ど今までに生産した全てという事になる。

あれあれ、表示が小さすぎるっていう事は、根本的に設計が間違っているという事だ。リコールの原因で設計ミスというのは最も致命的であり、この場合、製造して世の中を走っているクルマの全てが不具合となってしまう。

そのため、ぶっちゃけリコール原因というのは製造ミスとするのが通例だ。製造ミスなら、ある一定期間に製造されたものだけ、何て事もできるし、何より世間様の評価としては、「製造ミスかよぉ、しゃあねぇなあ」という程度だが、設計ミスとなればメーカーそのものの技術力を疑われてしまう。

さてその対策だが、テスラ車は全ての表示を大型のディスプレイに表示しているから、ここはソフトウェアの変更で対策できるだろう。これがハードウェアそのものの交換ともなれば大ごとだが、その点は助かったという感じだ。

尤も、ソフトウェアでどうにでもなる柔軟性が、安易な設計に繋がったとも言える。昔のように専用の表示灯を必要とするなら、その設計が法規の要求するサイズを満たしていないなんて事は、まずあり得ないのだが‥‥。

テスラの経営者は勿論イーロンマスク氏だが、同氏はツイッターを買収してXと名を変え、今までDSに牛耳られていた同システムを反DSの論客にも開放した事もあり、どうやら反DSのようだ。

ところがマスク氏はDSの環境詐欺に沿ったEVの専門メーカーであるテスラを持っている、という事は大いなる負担になる筈だ。しかも、環境詐欺がバレつつある今、EVの将来は真っ暗という状況で、さてどうするのだろうか?

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