韓国・現代自が中国・重慶工場売却

 

韓国現代自といえば、450億円を投資したロシアの工場を1万6千円で売却したり、中国では最近の
韓国製品人気急落により、現代自の販売が急減していると言われていたが、遂に中国重慶工場332億円で売却した。同工場は2017年に1270億円を投資して建設したのだが、僅か7年で1/4で売り払う結果となった。実は現代自は2021年にも北京の工場1カ所をを売却している。

加えて、滄州工場も近く売却する方針というから、現代自は中国から撤退するという事だろう。

中国としては既にBYDがEVに関する技術を十分に習得している今、敢えて現代自から吸収する技術が無い事から、早いところ追い出して、二束三文で買い叩いた工場を自国のメーカーが使用する事で、より生産能力が向上するというものだ。

ところで、日本のメーカー、例えばトヨタは中国にとってどうなのだろうか?

実はBYDはトヨタと提携していて、トヨタのEVであるbZ3はBYDとの共同開発であり、バッテリーはBYD製だったのだ。ところがトヨタは、このbZシリース用の最新プラットフォームであったe-TNGAは今後使用しない事となり、全く新しいEVを開発する事に舵を切ってしまった。
【重要テーマ】トヨタがEV開発を根本からやり直す?

という事は、トヨタがBYDに与えた技術は、今後のトヨタのEVの中核をなすのではなく、トヨタ自身は全く別のアプローチをしているという事だ。

流石はトヨタ。もうすぐ行き詰る事は目に見えている現行のEV技術は中国にでもやらせておいて、自身はより現実的というか実質的な全く新しいEVを開発しているのだった。

さて、話を現代自に戻して、現行世代のEVでさえBYDにボロ負けの状態で、今後は増々厳しくなるだろう。

そんな状況で現代自は最近、SUVタイプのEVである「コナ」のTVCMを流しているようだ。コナといえば、日本に再上陸した現代自の目玉商品だが、その販売台数は昨年12月に70台。これにはバスなども含まれているから、コナは更に少ない筈だが、まあ70台としても、こんな状況では再度の撤退も時間の問題だろう。

それでもTVCMの効果で売り上げ急増‥‥なんて事はないだろ(笑

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