韓国軍の次期輸送機 ブラジルのエンブラエル製に決定

 

韓国メディアによると
『韓国空軍の航空輸送・緊急海外救助任務などに用いられる大型輸送機を追加配備する事業で、ブラジルのエンブラエル社のKC-390が選定された。』

事業費は7,100ウォン(約800億円)期間は2026年までとなる。エンブラエル社には韓国企業3社が共同事業体(コンソーシアム)として参加していて、今回のKC-390に関連して、韓国国内の防衛関連企業がパーツ製造などで参加する価値は1億3500万ドル(約199億円)というから、事業費の800億円のうち約四分の一が韓国企業に流れる事となる。

さて、このエンブラエル KC-390とはどんな機体なのだろう。

KC-390はターボファンエンジン双発中型軍用空中給油/輸送機で、空中給油と輸送の両方の機能を備えている。そこで、世界の主な輸送機と比較してみると‥‥

KC-390の日本のC-2よりも少し小さく、最大積載量ではC-2の60%程度と少ない。また最短離陸滑走距離では、C-2(500m)の2倍以上の1,100mも必要としている。

米国の主力輸送機であるC-17は流石に大型で、積載量でも他機を圧倒している。中共のY-20はC-17に対抗している積りだろうが、スペックで見ても劣るし、更に実際の性能となったら、果たして使いモノになるのか疑問なのは、まともなジェットエンジンが製造できない中共だから、まあ、ガラクタだろう。

しかし、こうして見ると、日本のC-2の高性能ぶりがよく判るが、何しろ防衛輸出品の規制があるのでは他国に販売できないから生産台数は少なく当然高価になる。

この問題は今に始まったことではないが、憲法改正が足踏み状態の現状ではただただジレンマを感じるだけだ。

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