台湾を認めたリトアニアへの制裁に失敗して大恥をかいた中共

 

中共は台湾代部との協力を強化したリトアニアに対して、2年前に全方位的経済制裁を行った。しかし、リトアニアは人口280万人の小国だが、14億人の中国に対して全く引く気配がなかった。

事の始まりは通常、台湾との交流の為に「台北」代表部と置くのだが、リトアニアは「台湾」通商部を置いた事だった。EU諸国も中共は台湾は中国の一部であると主張している事に配慮して台湾とは言わないのだが、リトアニアは中国の原則を無視した事で、メンツを潰された中共は怒り狂って、制裁にでたのだった。

ところがどっこい、リトアニアは駐中国大使館職員全員を引き上げ、制裁に対してはWTO違反だとしてEUに共同対応を求めた。加えて、これ見よがしに台湾との関係を強化した。

中共としては米中関係の悪化から、EUとの関係を強化したいところだが、EUの一因だあるリトアニアへの制裁が足を引っ張る事となり、屈辱に耐えながらもリトアニアとの関係を修復せざるを得なかった、という事らしい。

これまの中共による制裁で、リトアニアに打撃が無かったかと言えば嘘になるが、この危機を乗り切るために特定国に依存しないサプライチェーンを構築する事になり、これまた良い方向に向いた事になった。

結局、中共何てメンツを気にして強気の事を言っているが、相手がビビらずに強気で対応すれば、どうにもならなくなって引く事になるのだった。

そんな相手に対して、日本の弱気な外交は思う壺だ。米国が中国との関係を断ちつつある現状では、日本に頼らずには中国の経済や産業が成り立たないのだから、ここは強気に行くべきなのだが、今の自民党ではねぇ。

ここは日本も、「日本のトランプ」なんて言われるくらいの、強引で強気で攻め立てて、こりゃ本気で何をしでかすか判らない、とビビるような指導者が出て来るのが期待されるのだが‥‥。

いないよねぇ。

.

 

 

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です