日産自動車といえば、2010年に世界初の量産型EV、リーフを発売した事もあり、自動車業界のEV化をリードしてきたが、言い替えれば当時トヨタがハイブリッドで大きくリードした事で、行き成りBEVに進むしかなかったとも言える。
⇒本篇試乗記 NISSAN LEAF 2011年5月
そんな日産は、今年初めにはEV化戦略を更に加速させ、2030年度時点のニッサン、インフィニティの両ブランドをあわせた電動車のモデルミックスは、グローバルで従来見通しの50%から55%以上へと上昇する見込みだと発表していた。
また、中国に対しては専用のEVを2024年に投入する予定としているが、最近の中国の衰退とEVの問題点が公になり、BEVは中国がうまい汁をするための偽環境対策だった事もバレつつあり、各社とも極端なEV化を控えつつある。一時期の欧州では2035年までに内燃機関(エンジン)車を禁止すると表明したが、これを撤回。
⇒EUが2035年以降もエンジン車容認へ
例えばBMWは、欧州の規制に合わせて今後は新型の内燃機関を開発しないのかと思いきや、新型5シリーズはシッカリとガソリンとディーゼルだった。まあ、小さなモーターを付けてマイルドハイブリッドとか言っているが、これはあくまでのオマケであり、本音は立派な内燃機関自動車だ。
⇒本篇日記 2023/11/26 (Sun) BMW 5-Series (2024)
そんな情勢で日産は24日、英中部サンダーランド工場で電気自動車(EV)の生産を拡充するため、新たに最大20億ポンド(約3700億円)となる投資計画を発表した。これにより、テスラや欧州メーカーのEVに対抗するのだそうだが‥‥。
大丈夫なのかねぇ。
尤も英国としてはEVから離脱した事で、英国の自動車生産を危ぶむ声もあったが、この日産新工場は英国を欧州のEV生産拠点となる事で、英国としては大歓迎だろう。
という訳で、日産のEVへ突き進む勢いは、EV詐欺がバレつつある今日この頃として、何やら心配ではあるが。
これに対して、トヨタは流石だねぇ。
BEV一本化政策は非現実的であることを理詰めで表明しているのだから。
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