創価学会って仏教なのか?(前編)

 

創価学会というと、何やら信者は高価な仏壇を置いてお経”らしき”ものを唱えているという話を聞く。そこで今回は創価学会の仏壇やお経が本来のオーソドックスな仏教と何が違うのかを調べてみた。

創価学会は1937年、日蓮上人を本仏とした仏教系宗派である日蓮正宗(にちれんしょうしゅう)の信徒組織の1つとして組織されたが、その後日蓮正宗との軋轢が深まり、1993年に日蓮正宗は創価学会を破門にした。

創価学会のご本尊は文字曼荼羅で、曼荼羅というのは仏様の関係図というか、企業でいえば「組織図」のようなもの、と思えばいい。弘法大師が唐から持ち帰った有名な曼荼羅は仏様の絵が所狭しと並んでいる。

これに対して、創価学会がご本尊としている文字曼荼羅は日蓮上人が顕した法華経の肝心である「南無妙法蓮華経」の関係を文字で表したものだ。この曼荼羅は日蓮正宗から授けらえていたのだが、破門された事から模写されたものを元に複写印刷したものを使用している。

ええっ、模写を印刷したものを有難がって高い金を出して買って、それをヘンテコリンな仏壇に飾るのかあ~っ。

下の写真が創価学会員が使っている仏壇で、たたしこれは可なり高級品であり、100万円コースのものだから、相当に入れ込んでいる信者が使うのだろう。写真で金色の部分に曼荼羅を掛けるようで、それ以外の仏具は全て外に棚があって、そちらに置いている。

昔聞いた話では、働きの無い亭主が創価学会にどっぷり嵌まってしまい、金も無いのにローンで百万円もする仏壇を買い、しかも狭い家に置けば寝るところも無いという漫画のような事態になっていたという。

怒った奥さんは、駄目亭主に「仏壇持って出ていけ」と言ったとか(笑

それでは一般的な宗派の仏壇 (写真下)を比べてみると、確かに学会の仏壇は普通は本体の中にある須弥壇などと言われている部分が外に出ているから、やたらと奥行が必要となっている。

最近では特に都会などはマンション住まいも多く、仏間なんてある筈も無く、畳の部屋さえ無い事もある。そんな住宅事情から最近ではモダン仏壇をいわれる洋間にも合うようなデザインの仏壇も多い。

そこで調べてみたらば、創価学会用にもモダンタイプがあるようだ。下の写真はコンパクトタイプだが、それでも仏具は全て仏壇の外に並べているのは、前述の本格的な仏壇と共通している。

これに対して写真下が一般的なコンパクトタイプのモダン仏壇だ。

.因みに「本当の日蓮宗」の仏壇は、ご本尊はやはり文字曼荼羅なのだが、それに他の宗派同様に左右に脇侍が付いているし、大きさも創価学会のようにバカでかくはなく、仏壇の最上段(須弥壇)に収まるのも他の仏教宗派と同様だ。

という事で、創価学会の仏壇はご本尊こそ文字曼荼羅と日蓮宗と同じだが、その大きさや祀り方はまるで違い、仏壇の形も独特のものだ。

要するに仏教(日蓮宗)風味の新興宗教という事だ。

では、熱心な信者が毎日自宅で「なんみょうほうれんげーきょー」を何度も何度も繰り返しているといわれるお勤め、いわゆる勤行の内容はどうなっているのだろうか?

これについては、次回に纏める事にする。
創価学会って仏教なのか?(中編)

えっ、創価学会の事知って、一体何になるんだ、って?

いや、まあ、評論するにしても、やはり相手を知らないと(汗

.

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です