ガザ地区 エジプトの検問所開かず

 

本来なら16日にガザとエジプト境界にある検問所が解放されて、外国人の避難や支援物資の搬入が行われると見られていたが、エジプトは検問所を開いていない。

それについて、先ずはエジプトとガザの関係を追ってみると
・1948年にイスラエル独立宣言により第一次中東戦争が勃発し、ガザ地区はエジプトが占領した。
・1967年の第三次中東戦争ではイスラエルに占領され、ユダヤ人入植地が設けられた。
・1993年の中東和平に続く1994年のカイロ協定により、パレスチナ自治政府の統治下に置かれた。

しかし、第一次中東戦争時はエジプトの占領地だったのだから、カイロ協定でエジプト統治に戻すのが本来と思うが、要するにエジプトはガザと関わればテロ組織も付いてくるから、そんなものはご免被る、という事だったのだろう。

結局、エジプトからすれば、とに角パレスチナ人とは関わりたくない、というのが本音のようだ。ガザ地区と共にもう一つのパレスチナ自治区であるヨルダン川西岸ではパレスチナ自治政府が統治しているが、これがまた腐敗と汚職でどうしようも無い状態で、ガザ地区のハマスといい、とに角パレスチナの自治に関わればロクな事にはならないという事だ。

しかしこれ、他人ごとではない。もしも韓国に北朝鮮が侵攻したら、大量の難民が船で日本を目指して来ることになり、陸続きのエジプトのように国境封鎖すれば止められるという事は無いから、長い日本列島全ての海岸に上陸させないようにするには、海上保安庁と自衛隊では全く手が足らず、結構な数の難民が上陸してくるだろう。

こんな事を予想して、今から漁民を主体とした緊急防衛隊でも組織して訓練したりすれば良いのだろうが、そんな事をしたらば偽善左翼は大騒ぎして、結局実現は不可能だろう。

まあ、その意味では半島有事は日本にとっても大事だ。

 

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