警察庁が高速道路のトラック制限速度引き上げを検討

 

報道によれば『警察庁は13日、高速道路で時速80キロとなっているトラックの最高速度の引き上げに向けて、有識者検討会を設置すると明らかにした。』(共同通信)

現在、車両総重量8トン以上のトラックは高速道路でも時速80キロ制限となっている。しかし、トラック運転手の残業規制強化で人手不足などの物流危機が予想されている「2024年問題」への対応として、物流業界から荷物の移動時間短縮につながる制限速度緩和の要望が出ていた。

新東名高速などではこれら大型トラックが80キロ制限のままだが、それ以外はトラックでも120キロ制限となっている。これでは総重量8トン未満の中型トラックとのあいだに40キロもの差があり、しかも大型トラックは90キロ前後で作動するリミッターによりそれ以上速度が出せず、これが追い越しなどでは寧ろ危険な状態だった。

リミッターなんて発想はトラックを運転した事の無い小役人が考えそうな事だ。特に一般職(3種、高卒)なんて公務員にならければ、しかも運動神経が悪ければトラック運転手になる事すらできないのにねぇ(笑

ところで、新東名の時速120キロ制限だが、実は自動車業界では既に30年程前から第二東名開通に備えての高速性能の向上という事を始めていた。題して「第二東名150キロ時代の要求性能」みたいな計画書であり、しかし何で制限速度の120キロではなく150キロなんだといえば‥‥。

ぶっちゃけ、一発免停よりは多少余裕を持ってプラス30キロ、すなわち150キロというのが本音だった。

150キロ巡行が当たり前になると、クルマ自体もその速度で安定して走れない・止まれないクルマは売れなくなる。すなわち日本のクルマがドイツ車に追いつくチャンスという事だ。実際にベンツやBMWで高速を走っていると、120キロくらいでは余裕過ぎて退屈するくらいで、しかも一般道ではマルで良いところの無い安物であるフォルクスワーゲン車も、高速になるとまさに水を得た魚状態となり、これこそ150キロ時代に真価が判るというものだ。

そういえば、半年ほど前に久々に東北道の3車線区間を走ったら、何と速度標識が「120」と表示されていた。新東名が120キロなのは当然知っているし、沿線の人は羨ましいなぁと思っていたが、首都圏で時速120キロ制限があった事を、不覚にも今まで知らなかった。

これって、自分が情報入手に疎かったのか、それとも積極的に報道しなかったのか?

もしかして、文系偽善左翼の団体が危険だのヘチマだのというのを防ぐ為とか‥‥(笑

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