日本共産党が今年になって3人の党員を除籍処分にしている。その3人目は兵庫県南あわじ市義の蛭子智彦氏(65)で、除籍原因と思われるのは、デイリー新潮によると
・蛭子氏はSNSで「党の閉鎖的で独善的なイメージを打ち破るには綱領を大きく変え、地道に活動するしかない」「党内民主主義は終わっている」などと発信していた
・4月には別の共産市議との2人会派を解散し、5月下旬に自ら離党届を提出した。
・同党淡路地区委員会の「処理確定書」によると、6月2日に罷免処分と除籍措置を決定し、3日に兵庫県常任委員会が承認した。
・委員会は市議の辞職も求めたが、蛭子氏は《課題の残る地域のため》拒否した。
という事で、蛭子氏は決して共産党を潰す積りでは無いようで、言ってみれば党の民主化を求めていたのだろう。その内容は
・上の機関が決めたことを、下のメンバーは無条件に従えという、民主集中制を止めて党首公選の導入
・国連が機能しない限り、自衛隊と安保を容認する
・政党助成金を受け取る
という事で、志位委員長を批判すれば、党公認の政治家であっても追放される現実は、我々から見れば何が民衆主義だよ、と言いたくなるが、旧ソ連を見ても判るように、共産主義というのはそういうものなのだ。
しかし今時、崩壊した旧ソ連のような体制で支持者がいるのかねぇ、という疑問があるが、実際に支持者の多くは何十年も前からの生粋の共産主義者で、という事は高齢者という事だ。その証拠に共産党の演説会に出てくる候補者も、それをサポートしている支援者もヨレヨレの年寄で、共産党の幟を立てる支柱に掴って何とか立っている、という状況だという。
まあ、このまま自然消滅、という事で良いんじゃないのかな。
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