自衛官候補生の小銃乱射事件

 

既にニュースでも大騒ぎになっているが、岐阜県岐阜市の陸上自衛隊・日野基本射撃場で射撃訓練中に18歳の自衛官候補生が自動小銃を乱射し、男性隊員2人が死亡し1人が重傷を負った事件が発生した。

使用した自動小銃は89式5.56㎜小銃で、米国のM16などと同じ5.56x45mmNATO弾を使用する。

詳細については
【自衛隊 vs 韓国軍】自動小銃(アサルトライフル) 後編

犯行現場は自衛隊基地内にある300m射撃場で、要するに射手は300m先にある的に向かって射撃するものだ。射撃場は当然ながら極めて頑強なコンクリート製だから、外部に弾が飛び出すなどの事故は有り得ない。

この300m射撃場は民間でもごく一部存在するが数は極めて少ない。関東では公営の長瀞射撃場にあるが、これは30年程前に国民体育大会が埼玉で催された時に新たに作られたもので、お陰で立派な施設が出来たが、そもそも民間人で300mの射撃場が必要な大口径ライフルを所持する事自体が極めて難しいから、当然利用者も極少ない。

因みに現在オリンピックのライフル射撃競技も小口径50mのみで、大口径300mは種目に無いから、ますますマイナーな存在となっている。加えて、日本では狩猟用のライフルとして5.56㎜は許可されないから、NATO弾はほぼ自衛隊のみ、という事になる。理由はライフルが必要なヒグマやイノシシなどの狩猟には口径が小さすぎて威力が足りないからだ。ようするに戦争(対人)用の弾ということだ。

さて、今回のような事故が起こると、当然のように左翼のバ●アが大騒ぎし、実弾演習が危険だとか言いだすのは目に見えている。まあ、自衛隊側もまさかこんな事件が起こるとは思ってもいなかっただろうから、危険回避という面で突っ込まれれば穴だらけだったのがバレるだろう。

しかし、今回の事件の動機は何だったのだろう。報道では狙った相手は52歳の隊員と言われていて、要するに教官であり、パワハラに対する恨み、と思えば辻褄が合う。

知りたいのは、パワハラだったとして、ぶっちゃけ殺される程恨まれるのもあり得るくらいの酷さなのか、それとも容疑者の頭がおかしいのか?

これについては、今頃週刊誌の記者などが必死で関係者に取材しているだろうから、近いうちにある事無い事が記事になるだろう。

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