今月13日、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル( ICBM) 「火星18型」を発射したが、この時、日本政府はJアラートを発し、テレビなどでは北海道の住人に避難の呼びかけを行っていた。結局この警報は解除されたのだが、「またスカ喰らっちまった」何て気持ちになった日本国民は多いだろう。
実はこの警報には理由があったようで、それは1段目が標準弾道飛行方式、即ち比較的浅い角度で発射されたために、通常のICBM軌道と判断出来た事が原因だった、という。
ところが、2~3段目は高角方式、即ち真上に近い角度で高高度に打ち上げる軌道をとったために日本本土に落下の危険が無くなり、Jアラートも解除されたとう事だった。
この打ち上げにより、北朝鮮はICBMとして打ち上げる際の1段目の特性を検証出来た事になり、今後は2段目、3段目も同様に実験するだろう。これにより、実際に米国に向けての軌道での試験はせずにデーターを取得出来、いざ核戦争が勃発した際にはICBMとしての性能は充分なモノになっている、という事になる。
それにしても北朝鮮は米国本土を核攻撃出来るICBMの開発を順調に行っていて、核実験と共に何度かの実験を繰り返すことで、これが完成したら、世界に於ける北朝鮮の軍事力は相当な脅威となってしまう。
それにしても、お笑い軍隊でお馴染みの韓国軍に比べて、同じ民族の筈の北朝鮮の軍事技術と開発力は何故にこれ程までに差があるのだろうか?
さて日本として差し当たっての問題は、Jアラートがオオカミ少年になってしまう事で、例えば頻繁に誤動作する火災報知器では本当に火災が発生しても誰も本気にせずに逃げ遅れて大惨事になった、何ていう例も以前報道されていたし、津波警報が出てもせいぜい1m程度だから警報自体が鳴っても高を括っていたら、東北大震災では巨大津波が発生して多くの犠牲者が出た、という事もあった。
東北の大津波同様に、本当にどこかの国が日本に核ミサイルを発射して、Jアラートが発せられても誰も本気にせずにいたら、本当に核爆発が起こり多くの人が屋外などに居て、多大な犠牲者が発生した、とか。
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