ロシアのウクライナ侵攻に対する西側の制裁は、結果的にブーメランとなって欧州のエナルギー危機となっているが、とりわけドイツはエネルギーの多くをロシアに依存していたから、ノルドストリームが殆ど停止している今、このままでは来年の冬を乗り切れないという大ピンチとなっている。
⇒もしもロシアから欧州への天然ガスパイプラインが止ったら?
この原因は、ドイツがロシアにエネルギーを大きく依存するという、あまりにも危険な政策をとった事が原因だが、実はトランプ氏が2018年7月、NATOの首脳会談に先立つストルテンベルグ事務総長との会談で、「ドイツはロシアの捕虜のようなものだ」と指摘。米欧はロシアの軍事的脅威への対抗で結束を目指すが、ドイツがガス購入を通じてロシア経済を潤わせるのは「とても不適切だ」と不快感を示していた。
⇒トランプ氏、ドイツを痛烈批判 「ロシアの捕虜だ」
また、同会談でトランプ氏はノルドストリーム2に関しても、我々はロシアに対する防衛をするのにドイツはロシアに巨額の資金を支払っている」と批判している。トランプ氏は反ネオコンという面ではプーチン氏と共通しているから、この発言は一見矛盾しているようにも思えるが、結局ネオコンに利用されて今の状況になった事を考えれば、トランプ氏はこの危険を既に察していたのだろう。
このノルドストリーム2は既に完成しているにも関わらず、米国の反対で稼働していない状況だが、これを稼働すれば、欧州のエネルギー危機は一挙に解決できる筈だ。
今の状況はバイデン政権、すなわちネオコンがウクライナの敗戦を認めない状況だが、秋の中間選挙で共和党が、それもトランプ派が圧勝すれば、年末には急遽ノルドストリーム2の稼働を認める事で欧州のエネルギー危機が何とか回避されるだろう。
しかし、またまたネオコンがトンデモない手口で選挙を不正に乗っ取って民主党の勝利となったらば…欧州は終わり、ネオコンの世界統一政府にまっしぐら、という悪夢が現実になるかもしれない。
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