ドイツバイエルン州首相がロシアからの急激なガス輸入拒否は大量失業を警告

 

相変わらずロシアの極悪非道ぶり一色の日本の報道だが、海外では既に両論併記程度にはなっている。

そして日本では絶対に報道しないロシア系の報道だが、ロシアのマスコミはタス通信もプラウダも、中共と違って噓八百のプロパガンダ専門という訳ではない。いや寧ろ日本よりはマシかもしれない(笑

そのタス通信はドイツバイエルン州の首相の警告を報じている。
Премьер Баварии предупредил о массовой безработице в случае резкого отказа от газа из РФ
バイエルン州の首相は、ロシア連邦からのガスの急激な拒否の場合に大量失業について警告した

また英国のタブロイド紙が、禁止令の計画をめぐってEU加盟国の意見が割れていると報じた。ポーランド、イタリア、バルト三国は禁輸を支持しているが、ドイツ、オーストリア、ハンガリー、スロバキアの当局は断固として反対しているという。

これについてはロシアのプラウダが伝えている。
Пять стран Евросоюза подняли “бунт” из-за эмбарго на нефть и газ из России
英国のタブロイド紙デイリーエクスプレスは、 EU5カ国がロシアのエネルギー輸送業者に禁輸措置を課すことを拒否したと報じた。

禁止令の計画をめぐってEU加盟国の意見が割れている。ポーランド、イタリア、バルト三国は禁輸を支持しているが、ドイツ、オーストリア、ハンガリー、スロバキアの当局は断固として反対している、とも伝えている。

唯一未知数なのはフランスで、昨日投開票が行われたが過半数を獲得する候補はいない事から、マクロン大統領とルペン候補の決選投票に進む事になった。投票は2週間後であり、マクロン大統領は決着が付くまではハッキリした見解は表明しないだろう。

因みに、右派政党「国民連合」のルペン氏は「ロシアと中国が近づいてしまうリスクを考えなければいけない」として、ロシアへの制裁強化には反対で、将来的にはロシアと関係構築も可能だ、という持論を持っている。

EU諸国と言っても、経済的に力があるのはドイツとフランスであり、オーストリアなどドイツと近い国は別として、それ以外はハッキリ言って落ちこぼれ。

独仏に加えて、今やEUから脱退したイギリスを含めれば、欧州の3強となり、フランスの動きは極めて重大となるが、取り合えず2週間の様子見かな。

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